AB3Cはインターネット社会に生きるすべての方の役に立つ考え方ですが、特に知っていただきたいのは次のような方たちです。
経営者
自社の経営戦略で生かすことができます。従来のMBA式の戦略立案方法はハードルが高く、またそれを実行していくのも難しいものでした。より直感的に、より短期間で実行できる戦略を学びたい経営者にはAB3Cがぴったりです。
また、社員全員で学習することで、社内の戦略を共有するための共通言語としてもお使いいただけます。社内で3Cファシリテーターを何名か育成し、その後3C研修メニューをお使いいただくことで、より効率的に社内にAB3C文化を取り入れることができます。
コンサルタント
クライアントの事業戦略の提案、説明にAB3Cは最適です。戦略が曖昧なままマーケティングを進めて成果につながらなかった経験はありませんか。デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が叫ばれている昨今、コンサルタントに戦略思考は必須です。AB3Cなら、自分自身の戦略の整理にも最適ですし、初めての方でも理解が出来るため、クライアントの経営者、担当者にもご理解いただけます。
クライアントへの初回ヒアリング時に、AB3Cノートを使いましょう。ヒアリングしながら、書式に沿って情報を埋めていくだけで、クライアントは自社の課題を発見するでしょう。ヒアリング終了時には、必ずそのコピーを求められるはずです。
ウェブ担当者
責任者
インターネット社会の中でも、ウェブサイトがもっとも強烈な競争環境にあります。BtoC、BtoBにかかわらず、インターネットユーザーは商品やサービスの選定にあたって、たくさんの競合と比較し、検索で絞り込みながら選択してゆきます。ウェブサイトを見るだけで、その商品、会社の「選ばれる理由」が理解できなければ、選んでもらえることはありません。そのため、日々、自社の各商品やブランドと競合他社との違いを把握し、より明確にしていく表現を追求する必要があります。ウェブ担当者、責任者はこれからますます重要なポジションになってゆきます。
また、ウェブ上の競争環境から、社内に戦略を浸透させる、AB3Cの伝道者としても活躍が期待されます。
デザイナー
デザイナーというと、見た目をかっこよくする人、というイメージがありますが、その限りではありません。最近ではUXデザイナーや、ブランドデザイナーなど、見た目をつくる前の段階で、デザインをするためのコンセプトを考えるデザイナーが増えています。見た目を作る前のコンセプトを考える段階をデザインの「上流」と呼びますが、この上流を扱うデザイナーにとって、AB3Cはとても扱いやすい方法です。AB3Cなら、商品やブランドのターゲットを絞り込み、伝えたい価値を抽象的に表現することが可能で、それがそのままデザインのコンセプトになります。
もちろん、ウェブサイトをデザインするウェブデザイナーにはぴったりのやり方です。
AB3C
ファシリテーター
AB3Cファシリテーターとは、AB3Cグループワークを開催する際のファシリテーションを担当する人を指します。コンサルタントではなく、ファシリテーターですから、求められるのは戦略を立案する能力ではありません。議論を円滑に進めるために、議論を整理したり、質問を投げかけたりするスキルです。AB3Cのグループワークに10回程度参加すれば、ほとんどの方はそのコツをつかむことができるでしょう。資格が無いと出来ないわけではありませんが、オープンな場でファシリテーターの役割を務めたい方のために、一般社団法人 ウェブコンサルタント協会の認定資格によって、一定の水準にあることを保証します。AB3Cグループワークを自分自身で一般向けに開催したい方、社内研修で行いたい方にお勧めします。
ウェブ
アドバイザー
中小企業にも戦略思考が必要な今、一般社団法人 ウェブコンサルタント協会では、ウェブアドバイザーという資格取得を推奨しています。今後中小企業や、地域に商圏を絞った飲食店などでも、ウェブサイトの活用は必須になります。単純なプロフィール紹介ではなく、「選ばれる理由」を踏まえたウェブサイトづくりが必須です。コンサルタントや社内ウェブ担当者にお勧めの資格です。